"Re:Desining" of Satellite-based Remote Sensing

当研究室は持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)の達成に資するため、地球観測衛星のデータを利用した地球科学研究を"再デザイン"します。

「Landsat8」による平成30年7月豪雨の解析結果について

「Landsat8」による平成30年7月豪雨の解析結果について

平成30年7月豪雨においてお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。
また被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

当研究室では米国地球観測衛星「Landsat8」が7月9日に観測した衛星画像について解析を進め、以下の結果を得ましたので、ここに公開いたします。被災者支援や二次災害の防止、他の衛星画像解析の参照・確認用に自由にご利用ください。

パンシャープン画像

[Geotiff形式の生データと画像データ
赤(Band4)・緑(Band3)・青(Band2)のRGB3原色に高解像度バンド(Band8)を合成したもの

(Imagery: NASA/USGS)

過去画像との比較による自動水域差分抽出(NDWI)

  1. 概要①倉敷市真備周辺(PDF)  概要②広島県三原市周辺(PDF)
     
  2. 抽出結果のGoogle Earth用ファイル(.kmz)
  3. データ置き場

手法:浸水画像における正規化水指数(NDWI: Normalized Difference Water Index)を計算し、NDWI>0(水域)の場所のうち、過去画像(2016/7/19)のNDWIにおいてNDWI≲0(陸域)であった場所を、ポリゴン(.shp/.kmz)で示した。

過去画像との比較による斜面災害が疑われる場所の抽出

  1. 概要(PDF)
  2. 抽出結果のGoogle Earth用ファイル(.kmz)
  3. 対象地点が集中する地域の位置のGoogle Earth用ファイル(.kmz)
  4. データ置き場

 

 

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他機関・団体の情報リソース

USGS/HDDS:災害対応関係者向けに衛星データを無償公開。ログインおよび利用申請が必要。

USGS/EarthExplorer:米国を中心に様々な衛星データを公開。ログイン必要。

JAXA/EORC:「だいち2号」観測および解析結果を公開

JAXA/だいち防災webポータル:防災・衛星利用研究関係者向けに「だいち2号」観測データ等を公開

防災科研/クライシスレスポンス:衛星画像や地上情報などを統合的に整理・公開

クライシスマッピング:ボランティア作業者の目視判読・手動抽出によって、災害対応に必要とされる地図を作成する取り組み

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免責事項:このウェブサイトから提供される全ての情報は、予告なしに変更または消去されることがあります。画像解析には細心の注意を払っておりますが、誤差や不確定性を含む可能性があります。したがって当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。あらかじめご了承ください。

nagy

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