授業アンケート|情報地球科学(2020前期)
今年から学内授業アンケートのシステムが大幅に変更されたため、独自にアンケート調査を実施しました。履修生の皆様、アンケートのご協力誠にありがとうございました。「情報地球科学」は今年が担当初年度であり、いきなりのオンライン実施講義ということで、常に省察・改良しながらの実践となりました。来年度さらに高品質な講義を展開できるよう、このデータを反映させていただきます。
シラバス
授業概要
情報地球科学は情報工学と自然地理学の融合ともいえる学問であり、統計学や空間情報処理技術を用いて自然現象の相互関係や空間上の関係性を明らかにすることを目指す。この講義では統計学の基礎知識から卒業研究に有用な技術ノウハウまで幅広く紹介する。なるべくデモンストレーションや演習を取り入れ、教科書的な知識のみならず実際に使える技術が身に付くことも念頭において実施する。
授業の到達目標
情報地球科学(geo-informatics)の基本的な知識や技術を習得することで、その後の発展的学習が自分で容易に進められる状態になることを目指す。
授業計画
以下の内容を中心に演習を交えた講義を実施する。使用するソフトウェアや講義回数の配分は教室環境および履修者の興味関心に基づいて調整する可能性がある。
- オープンソース・フリーソフトウェアを用いた統計処理(R)
- オープンソース・フリーソフトウェアを用いたグラフ作成(R)
- Digital Earthソフトを用いた簡易的な地理情報の作成と共有(Google Earth Pro)
- クラウドコンピューティングを用いた地球観測データの解析(Google Earth Engine)
- アニメーションソフトを用いた動画作成(Google Engine Studio)
- 地理情報システムを用いた解析の基礎(QGIS)
*円滑な実施のためGoogleアカウント(≒G-mailのアドレス)を事前に取得しておくことが望ましい。
参考文献
授業中に紹介する
成績評価方法
出席・発表・提出物などを総合的に評価する
アンケート結果
授業にあれば良いなと思った物事(欠落要素)
- GISの使い方はパワポに含める方がいいです
- あらかじめ動画作っておく方式でもよかったかもしれません
- 対面で受けてみたかったです
- 毎回の小さな課題の提出
- 映像課題の締切を、6月くらいの中間課題として、学生の完成度高い作品を見せても面白いかもしれません。ただRの時間との兼合いだとは思いますが。
授業であってよかったと思った物事(優位要素)
- 話を聞く・映像を見るだけでなく手を動かすことができたので退屈しにくかった
- 先生はいつも丁寧に説明することがいいです
- 録画による復習が可能であった点
- 具体的なツールの説明
- 授業動画が貼られていたため、自分のペースでやり直すことが出来た
- 全体概観的に進む授業
- 授業中に理解できなかったことはオンデマンドで復習することができたこと
- 授業時間外でも授業が録画されているので確認できること
- グーグルツールの使い方
- 手を動かすことがある
- 講義で話してるだけじゃなく体験できたのが良かった
- 再アップロード動画(倍速可/スキップ可)、課題に選択肢があること
- googleの凄さに圧巻、QGISの操作の体得
- 一緒に手を動かせたこと
- 実際に手を動かしながらの授業形態
- 動画作成の機会
- 授業動画の配信は便利だった
- 授業の様子を残してもらえていること
- zoomによるリアルタイム授業も動画の保存もあり、なおかつ資料の公開も日数の制限がなくいつでも参照できた点が大変ありがたかった(ネットワークトラブルも多かったため)
- rや自分の入れたい情報を入れた地図の作り方など、研究やその発表に役立ちそうなものが多かったのがありがたかった。また、後から講義を見返せるため授業中にやり方がよくわからなかった部分も後から落ち着いて見返しながら課題に取り組めたので、技術の定着につなげやすかった。
授業構成・進行の方法に関する意見
- zoomやりながらだとqgisは重め
- 座学だけでなく楽しめた
- 少し躓くとどんどん置いて行かれてしまう時があった
- 授業スピードに追いつくことが難しかった
- 回線の都合ではっきり画面が見れなかったり、一瞬止まったりしていると作業が一個わからないだけでそのあと全ての作業が行えなかったりした。もう少しゆっくりやったり、複数回言い直してもらえるとありがたい。
- ZOOMとソフトの行き来の間に取り残されることが多かった。
- 授業を聞きながらRやQGISを操作する際、zoomの画面を見ながら作業ができないので作業を進める時間が別にあればよかった
- 早くて授業と平行して同じ作業をすることができないことが多かった
- Rの説明などはかなり早く感じた(やったことを追従する分には問題なかったがメモを取りながらでは追いつかなかった)が、インストールの説明を複数回行ってくださっていたのは丁寧すぎると感じたので、内容のほうにもう少しゆっくり時間をかけてほしかった
- 様々なアプリと授業で画面がいっぱいになってしまうことが多かったです
- オンラインの欠点かもしれませんが、ソースコードやQGIS手順が速かったのでなかなか追いつかなかったです。ただ、演習(実践)のスタイルや課題は面白かったです。
- 序盤のR言語の学習についてはなぜこれについて学んでいるのか目的が不明で日頃からプログラミングに触れていない人には大変苦に感じると思う。もっとわかりやすい身近な例を紹介しながらとか、時間をゆっくりとるとかしたほうが良い。画面上の先生の操作が何をしているのか、全然追えない。少なくともリアルタイムでついていこうとすると、どこかで置いていかれてしまい、行方不明になってしまう。授業ビデオが残っているのは、後後見返せるのでいいことだが、リアルタイム授業の進度が速く、結果的に見返すことになり2度手間になった。
提出課題に関する具体的な改善箇所
- Google Earth Studioの承認に時間がかかった
- 2回目の課題のテーマを決めるまでに時間がかかった
- 動画づくりはいまいち目標が見えなかった
- パソコンでも筆記でもやる方法があってありがたかった
- パソコン、プログラミングがあまり得意ではないが、内容をみて履修しました。この状況込みで個人的に相談することも難しかったので現在も苦戦しております。改善といった内容に沿っておらず申し訳ありません。
- 動画を5分にまとめるのは少し難しく、不自然な早送りが入ってしまったので、次回以降そのような課題があるのならば、10分程度であるとよい
- 映像をつくるのがややハードル高かったが、その分課題をかなり前もって告知してくれたのはありがたかった
- 2つ目の課題の映像づくりは正直重いと思うが、課題回数が少ないのでこれくらいが妥当であると思う。他の授業とも全く被らないいい課題ですが、強いて言うなら期間はずらしてほしかったです
授業全体に関する具体的な改善箇所
- メディアが2つあるほうがやりやすい
- イレギュラ―も多いなかお疲れさまでした
- パソコンが苦手だと追いつけない部分がたまにありました
- 授業内の演習において早くて追いつけないところが多々ありました
- ビデオではチャットが見られないので不便でした
- 私的な問題で改善個所ではありませんが、パソコンが古いことと電波が安定しないことにより大変だった
- 私はzoomで時間通りに視聴していたのですが、再アップロード動画を全て見ないとチェックが付かず、moodleで100%にならないのがなんとなくサボっているようで怖かったです
- “授業を受講生同士でチャットができてしまうのは良くないと思います。設定で全体か永井先生にしかチャットが送れないようにするべきだと思います。
- ノートPC一台で受講している人はなかなか手を動かしづらいかもしれない(画面拡張している人は別として)
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